東山の借景に響く清らかな水の流れ流響院は、近代日本庭園の基礎を築いた植治こと七代目小川治兵衛・保太郎親子が手がけた池泉回遊式庭園と数寄屋造りの主屋からなります。1909年頃、この地に福地庵として生まれた本院は、これまでも巨陶庵、織寶苑と名称を変えて歴史を重ねてきました。終戦後、接収によって洋風に改築されていた時期もありましたが、2005年、縁あって真如苑が本院を譲り受け、2006年春より時間をかけて修復改修工事を進めてまいりました。大正時代の図面や写真をもとに、当時のみずみずしい意匠を再現した主屋。一部、埋め立てられていた水の流れを丁寧に掘り起こし、復元された明治の名庭。東山連峰の借景に約70種1,000本の樹木が四季折々の彩りを添え、守山石や鞍馬石などの名石、石塔や池、茶室・凉流亭など巧みな配置が奥深い景観を織りなします。そして琵琶湖疏水から引き込まれる水の流れ。築山からの二段の滝、客間から眺める緩やかな流れ、生き生きと園池に流れ込む躍動的な姿など、その表情を豊かに変えながら庭に息吹を与えています。本院は、その清らかな水の流れの響きから「真澄寺別院 流響院」と名付けられました。
春の特別公開
| 1)日時: | 平成24年4月19日(木)、20日(金)、21日(土) 午前10時 ~ 午前11時 午前10時30分 ~ 午前11時30分 午後1時30分 ~ 午後2時30分 午後2時 ~ 午後3時 |
※参観時間はこちらで決定させていただきます。
あらかじめご了承ください。
| ○場所: | 流響院 京都市左京区南禅寺下河原43-1 京都市市営地下鉄東西線 「蹴上」駅下車徒歩約12分 京都市営バス5系統 「法勝寺町」下車徒歩約2分 ※駐車場はございませんので、 お車での来園はご遠慮ください。 |
2)参観料:無料
3)定員:約70名(中学生以上)
※庭園の運営・管理上、人数および参観対象者を
制限させていただきます。
| 4) | 応募方法:往復はがきに、参観者ご自身の郵便番号、住所、氏名、電話番号、参観希望日、返信はがきの表面にも、住所、氏名をご記入のうえ下記までお申し込みください。1枚のはがき(1人1回限り)で2名様まで申し込みいただけます。希望人数1名か2名かを必ずご記入願います。 |
申込先:〒606-8434
京都市左京区南禅寺下河原町43-1
流響院「春の一般公開」係
◎申し込み締切り 平成24年3月12日(月)必着
[注意事項]
※雨天の場合も予定通り実施しますが、
荒天のときは中止いたします。
※また、庭園内での飲食、撮影・録音はお断りいたします。
※応募多数の場合は抽選により決定いたします。
当選発表は発送をもってかえさせていただきます。
※当日の詳細は当選はがきにてご案内いたします。
※ご提供いただきました個人情報につきましては
当選の抽選・ご案内のみに利用いたします。
※来年春にも一般公開を予定しております。
明治42年(1909年)頃、塚本与三次氏が南禅寺界隈を邸宅として開発。「福地庵」と名付けられる。この頃には、東郷平八郎元帥が宿泊したこともある。 大正14年(1925年)現・流響院部分が三菱グループの総帥、岩崎小弥太氏に譲渡され改修工事が施される。名称は「巨陶庵」となる。 昭和20年(1945年)頃、進駐軍により接収され、洋風に改修改築される。 昭和23年(1948年)(株)龍村美術織物が取得し、「織寶苑」と名付けられる。迎賓館として活用され、国内外の要人が来訪している。 平成17年(2005年)10月、真如苑に譲渡される。 平成19年(2007年)4月から「巨陶庵」期の資料を参考にして復元・修復工事を開始。 平成21年(2009年)11月、復元・修復工事を終え、「真澄寺別院 流響院」と命名、現在に至る。